母子会沿革

沿革

戦後の混乱の中で一番悲惨だったのは、幼い子どもを抱えた未亡人でした。打ち続く戦火と人類史上初の原爆投下によって廃墟と化した広島の街。

その瓦礫の中に焼け出された多くの被爆母子、戦災母子がうまれました。

一家の柱を失い、幼い子どもを抱えた母子家庭は働きに出るわけにもいかず、保育所も、就労環境も不十分な中で日々の生活は困難を極めました。

何はさておいても「子どもに食べさせたい」「学校に行かせたい」と、世の荒波にもまれながらも、ただ一筋に子どもを守り育てなければと、極限の中から同じ境遇の母達が手を取り合い、支えあい、励ましあい、相互扶助の精神の元に決然として立ち上がり、結成されたのが今日の母子寡婦福祉連合会であります。

昭和24年9月広島市連合未亡人会結成
昭和27年4月母子生活相談所開設
昭和32年9月広島市連合母子会と改称
昭和39年11月財団法人認可
昭和46年4月寡婦寮建設資金として広島市へ500万円寄付
昭和46年5月寡婦寮(光風苑)完成・運営、管理事業を受託
昭和55年4月 ・ (財)全国未亡人団体協議会へ入会
・ 政令指定都市昇格に伴い県連合未亡人会より独立
・ 連合母子会→区母子会→地区母子会と組織を整備
・ 広島市母子家庭介護人派遣事業委託
・ 広島市母子家庭及び寡婦自立促進対策事業委託
昭和63年11月財団法人広島市母子寡婦福祉連合会と改称
平成4年4月広島市母子家庭生活指導講座事業受託
平成8年11月全国母子寡婦福祉研修大会を本会担当で開催
平成10年7月広島市ひとり親家庭等児童訪問援助事業受託
平成16年7月無料職業紹介所開設 認可番号 34-ム-300001
平成21年12月広島市母子寡婦福祉連合会 創立60周年記念大会開催
平成23年6月 入学おめでとう事業開始
平成24年4月一般財団法人広島市母子寡婦福祉連合会と改称
平成28年12月中区千田町から南区松原町に移転
平成31年3月中学卒業祝い金事業開始  
令和元年12月創立70周年記念大会開催
©広島母子寡婦福祉連合会.